2010年06月14日

漫画画像のYouTubeへの違法投稿がレーゾンデートル(存在理由)となってしまった?或る少年の逮捕に思う



世界最大のインターネットの動画投稿・共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」に、発売前の人気漫画を撮影した動画を著作権者の承諾なしに違法に投稿したとして、名古屋市中区の中学3年の少年(14)が著作権法違反(公衆送信権侵害)容疑で逮捕されたと記事は伝えている。少年は容疑を認めているという。

その手法は単純で、デジカメで紙面を撮影し、数秒ごとに次ページの画像に切り替わるように編集するというもの。少年は昨年12月下旬から今月まで、週刊少年ジャンプと週刊少年サンデーのに掲載された計30作品の118話を投稿し、さらに自前のブログやツイッターで、動画をアップしたことを堂々と宣伝していた。

おかげで動画は計800万回以上閲覧されるに至ったのだが、当然のごとくツイッターやブログの閲覧者からは違法性を指摘する書き込みがされていた。しかし少年はそれらを無視し、名前を変えて投稿を繰り返していた。驚くのは雑誌が正式に発売される前に投稿が行われていたことで、発売の4〜5日前が大半だが、年末年始特別号掲載分といった発売日が変則的になるものなどは9日前のものもあったという。こうした行動が“悪質”とみなされ、今回の逮捕に繋がったようだ。警察では発売前の雑誌を手に入れた経路についても追求するという。

最初の投稿は「軽い気持ち…」だったのかもしれない。しかし動画の閲覧数が伸びたり、ブログやツイッターに「ネ申」とか「うp乙」といった謝礼の書き込みがされたことで、他人に必要とされる喜びを知ってしまい、辞められなくなってしまったのではないか。

もしかすると、この少年は普段の生活ではコミュニケーションが上手くとれないタイプだったかもしれない。自分のレーゾンデートル(存在理由)を「発売日前にフライングでゲットした漫画雑誌の内容をネット上にアップして賞賛を集めること」に見出してしまったのだとすれば、少々哀れだ。

なぜなら、ネット上で彼を持て囃していた人たちは、決して彼を本心から賞賛していたわけではない。その行為が違法と知りつつ、投稿者に処罰が下るまでの間は投稿を楽しんでいただけだ。いわば彼を「利用していた」だけに過ぎない。その証拠に、彼が逮捕されたからといって、恩義を感じて弁護を買って出ようなどという声が聞こえてこないではないか。

おそらく彼の逮捕を知った動画閲覧経験者の殆どは

「ありがとう、ジブリール。そして、さようなら、だ」
(ギルバート・デュランダル:機動戦士ガンダムSEED DESTINY より)

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程度の、極めて事務的で心の篭っていない言葉を呟いた程度であろう…。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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<動画>「ユーチューブ」使い違法配信 中3少年を逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100614-00000056-mai-soci


posted by 只今 at 23:16| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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