2009年11月28日

駄菓子屋の奥で食べる小江戸名物・太麺やきそばに情緒を感じる、川越『みどりや』さん。

戦後まもなくのこと、川越にある蓮馨寺というお寺の境内の一角で、ある方が焼きそばの屋台を始めた。それが評判を呼ぶと同様のスタイルで焼きそばを出す店が川越市内に増え、いつしか川越における焼きそばのスタンダードが確立された。物の本による、川越の密かなソウルフードの誕生秘話である。

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やきそばのみどりや(焼きそば / 本川越、川越市、川越)

男子高校生がシンクロナイズドスイミングに挑む様を描いた映画「ウォーターボーイズ」をご記憶の方もいらっしゃることだろう。そのモデルとなった県内有数の進学校である埼玉県立川越高等学校の近隣にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『みどりや』さん。川越焼きそばを出すお店の代表としてメディアで幾度も取り上げられた同店であるが、その変哲の無い外観もさることながら

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店内に所狭しと陳列されている駄菓子の山を見ると、とても飲食店とは思えない。

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店内の様子

しかし駄菓子の陳列スペースの奥には、このように椅子とテーブルが設置されている。同店は「駄菓子も売る焼きそば屋さん」なのだ。いや「焼きそばも売る駄菓子屋さん」か?奇異に映るかもしれないが、元来、川越の焼きそばは子供のオヤツだったそうで、子供のオヤツである駄菓子を売るお店で焼きそばが出てくるのはとても納得。東京における、もんじゃ焼きの成立過程に似ている。

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メニュー

飲食店としての同店のメニューは焼きそばのみで、量を3サイズから選べる。テイクアウトも可能。

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やきそば大(400円:税込)

今回の注文は、焼きそばの大。特大も魅力的だったのだが、年齢による限界を考慮した(笑)。それでも皿いっぱいに盛られた焼きそばは圧巻である。

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注目すべきは麺の太さ。焼きうどん…というと大げさだが、一般的な焼きそばの麺と比べれば相当に太い。一方で具はキャベツと挽肉が少々。主役はあくまで麺なのだ。

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口にすれば、その太麺が見た目以上のインパクトを与える。その太さゆえにモッチリと噛み応えがあるからであろうか。味付けは甘め。ソースも甘口だし、具のキャベツも甘い味を出す役目を担っている。なんでも同店の――というか川越の焼きそばはダシで蒸し焼きにするそうで、これも甘めの味の形成する要因の一つだろう。ノスタルジーを感じる美味しさだ。

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卓上には、焼きそばの味付けに使われているのと同じソース、そしてコショウと七味唐辛子が置かれている。個人的には、少し刺激が欲しかったので七味をふりかけた。すると甘みと辛みがクロスオーバーし、旨味が膨らんだ。こうして自分好みの味を発見するのも、また楽しい。

川越の駅前からだと徒歩で20分はかかると覚悟したほうが良い。近隣には以下のような名所・旧跡があるので、訪れる際にはこれらの観光と組み合わせるのがベストと思われる。川越観光の折に、立ち寄られてはいかが?

・川越城本丸御殿
(日本100名城の一つ)
※保存修理のため2012(平成23)年3月まで休館
・三芳野神社
(童謡「通りゃんせ」は同社の参道が舞台)
・川越市立博物館
(川越の歴史や文化にまつわる品々を展示)



やきそばのみどりや [ その他 ] - Yahoo!グルメ





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posted by 只今 at 23:59| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 食:和食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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