【大人のなり方】慣用句の誤用 覚える前に確認してみよう
(産経新聞)

産経新聞より
上の記事は、そんな『言い回しの誤用』について書かれている。例として挙げられている3つのケースを記事より引用してみたい。心当たりのある方も多いのではないだろうか。
(1)不測の事態を予想し、万全の準備をしました
「不測」は予測できないことである。予想できなければ、準備もできない。したがって、この場合は「あらゆる事態を予想して…」、というべきだ。「不測の事態」を使うのであれば、「不測の事態に備え、万全の対策をとり…」とすべきだろう。
(2)役不足ですが司会をさせていただきます
「役不足」の意味を取り違えている。「役不足」は、役目が実力に照らして不相応に軽いこと。司会の役目は自分の力量からすれば、物足りないと言っていることになる。皮肉としてならこの言い方もできるが、明らかに「力不足」のいい間違いであろう。謙遜(けんそん)したつもりが、傲慢(ごうまん)になってしまった。
(3)出がけに思いがけないハプニングがありました
「馬から落ちて落馬して」のように、同じような意味の語を重ねて使ってしまっている。「ハプニング」は、思いがけない出来事、偶然の出来事を指す言葉だから「思いがけない」は不要。必ずしも間違いとはいえないかもしれないが、冗長な表現だ。
ちなみに自分は(2)の『役不足』を上の例のように誤って認識しており、いつだったか本来の意味を知ったとき、公衆の面前で使った記憶が無かったことで胸を撫で下ろしたものだ。
なお同じく記事中にある『流れに棹(さお)さす』や『情けは人の為(ため)ならず』は、それぞれ以下のような意味。
(4)流れに棹さす
流れに棹をさして水の勢いに乗るように、物事が思いどおりに進行する。
(5)情けは人の為ならず
人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる、ということ。
さらに記事中では指摘されていないが「誤った意味で使われている言葉」として自分がよく見聞きすると感じるのは、これ。自分も、これは永らく誤って使用していた。
(6)確信犯
道徳的、宗教的または政治的信念に基づき、本人が悪いことでないと確信してなされる犯罪。思想犯・政治犯・国事犯など。
なお「悪いことだと知りつつ犯罪を行う」のであれば、確信犯ではなく故意犯という言葉の方が正しい表現とのこと。
もちろん、言葉は変化するものだというのも事実である。例えば感謝の意を示す言葉『ありがたい』は、有り難いという漢字を見ても分かるように、その昔は『めったに無い』という意味の言葉『ありがたし』だった。なので今後、誤用が誤用でなくなる可能性は否定できない。
ただ『ありがたい』のように派生的に別の意味を表すようになるのならともかく、上の2、4、5、6で挙げた例のように、まったく真逆の意味として定着してしまうのはいかがなものか。言葉の表層的な意味や、まして語呂のよさだけで言葉を覚えてしまうから
「大佐、ガンダムMk-IIを使わせていただけるならば自分が汚名挽回をしたく」※
(byジェリド・メサ:機動戦士Zガンダム より)

MG ガンダムMk-2 ティターンズ仕様 HD版
といったような言い間違いをして、後々までネタにされてしまうのだし(笑)。
※汚名(悪い評判)を挽回(回復)したら恥の上塗り。汚名は返上するもの(汚名返上)。挽回すべきは名誉(名誉挽回)。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。

















説明されると「なるほど」と納得するんですが、頭になじむまでには時間がかかりそうな・・・ww
そうなんですよ…。自分も一旦インプットされてしまったものを上書きするのに大変で(汗)。