米国の白人(厳密には金髪碧眼の北方人種)至上主義による秘密結社クー‐クラックス‐クラン【Ku Klux Klan】、通称KKK。南北戦争後、アメリカ南部地方で黒人排斥を目的として結成された。だが、その後は攻撃対象を黒人のみならず黄色人種、ヒスパニック系人種、ユダヤ人、イスラム教徒、また社会主義者や同性愛者、中絶擁護派と、殆ど手当たり次第といってよいほどに拡大させた。
参考:クー・クラックス・クラン
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紆余曲折を経て、現在でもいくつかの分派が活動している状態であるが、このたびKKK系の某グループのウェブサイトを見て、加入儀式を受けて地元で募集活動を行おうとした或る女性がいた。そしてこの女性は組織加入のため、頭髪を剃り上げたり、たいまつに火を灯して森の中を走り回るなどの儀式に参加したが、加入儀式からの離脱を決意してリーダー格の男と口論になり、銃殺されたという。
今どきこんな団体に加入しようと考えること自体が驚きだが、いつの世でも社会的に上手くいかない人間はいるものだ。まして現在の米国は世界大恐慌以来といわれる未曾有の経済危機の只中にある。都市部はもとより地方経済も相当逼迫していることだろう。そんな中で困窮にあえぐ白人が
「世界の中ですべてにおいて白人が最優秀ということだ!ウワ〜〜〜〜〜ッハハハハハ」
(by Mr.ホワイティ:リングにかけろ より)

パチスロ「リングにかけろ1」オリジナル・サウンドトラック
といった白人優位主義を掲げるKKKの思想に触れ、それに救いを求めるのは十分に考えられることだ。
だがこうした思想には弱点がある。それはいくら「私は白人だから他の連中よりも優秀なのだ」と声高に叫んでみても、ただ叫んでいるだけでは現実は一向に変わらないということだ。自らの優位性を実感するためには現実的な見返りが必要だが、何の努力もせずに白人だという事実にすがっているだけでは地位も名誉も財産も手に入らないし、誰かが褒めてくれる訳でもない。
言い方を変えれば、こうした白人優位主義のような選民思想を心の拠り所にするのは、現実的努力を放棄した逃げの思想に過ぎないのだ。だから少し頭が冷静になれば実感できる現実的な変化が無いので直ぐに虚しさが訪れる。この女性も、そうして我に返って離脱を申し出たのだろう。儀式に参加する前に気がつけば最悪の事態は避けられのにと思うと、やりきれない。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
KKK離脱で女性射殺=メンバー8人を逮捕−米
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081113-00000023-jij-int

















