「すわ殺人死体遺棄事件か!」と関係各所に緊張が走ったのも当然であろう。県警は正式に死体遺棄事件として捜査を始め、捜査幹部も現場へ急行した。鑑識活動なども行われ、報道発表も済んで記者会見の準備も進められていた。ところが、
「はっ!? こ…これは!! に………人形!!」
(byケンシロウ:北斗の拳 より)

北斗の拳REVOLUTION ケンシロウ Series No. 001
すわっ、殺人事件と本格捜査! 寝袋開けたら人形だった…
(産経新聞)
なんと“死体”と思われたのは、精巧に作られた人形だったのだ! 警察は「誰が見ても間違える。結果的にミスリードの形になってしまった」と釈明し、悪質な悪戯として偽計業務妨害事件として捜査を始めたとのことだ。
今回の事件の記事を読んで思い出したのが、『死諸葛走生仲達』…日本では一般に「死せる孔明、生ける仲達を走らす」という言葉で知られる(原文は「諸葛」と「仲達」で韻を踏んでいる)エピソードである。
中国は三国時代の末期、蜀の軍師・諸葛孔明は、ライバルであった魏軍の総司令・司馬仲達との対決中、五丈原にて無念の病没となった。だが中国では現在でも「頭の良い人」の代名詞でもあるほどの神算鬼謀の人であった孔明は、自らの命が尽きようとしているのを知り、部下に秘策を授けていた。
各種の証言などから孔明の命が長くないことを読んでいた仲達は退却を始めた蜀軍を見て孔明が陣没したことを確信し、蜀軍を追撃した。ところが死んだと思っていた孔明の姿が蜀軍の陣中にハッキリと見えるではないか! 仲達を始め魏の軍勢は恐慌をきたし、軍勢を退いて追撃を諦めた。実は魏軍が見たのは孔明を模った人形であった…という故事である。
実際には人形云々というのは後世の創作らしいし、魏軍は孔明の陣没を悟ったことと悪戯に自軍の被害を拡大させることを防ぐために敢えて追撃を打ち切ったという説が有力なようだが「司馬仲達ほどの切れ者でも、気が動転すれば人形と人間を間違えるような初歩的なミスをしてしまう」という「お話」としては良く出来ていると思う。「人形と人間の区別ぐらいつくだろうに」と笑うわけにはいかないのだ。
しかし弾力を持たせてあるほど精巧で、しかも死体と間違えるほど大きな人形なんて種類と用途が限られるような気がするなぁ(笑)。彼女と一緒に暮らすことになった男が、処分に困って捨てたというのが真相ではないのだろうか。縄で縛ってあったのは、所有者の特殊な趣味(爆笑)が反映されたものだったり!?
キャー、やめてぇ、石を投げないで〜!
ゴメン(-人-;)(;-人-)ゴメン
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
















