そして先週末、米国で「ビッグフットの死体発見!」とのニュースが駆け巡った。ある二人の人物がハイキング中に氷漬けとなったビッグフットの死体を発見し、ビッグフットを探索している団体に通報。団体は二人に報酬を支払ってそれを買い取り、意気揚々とビッグフット発見!の記者会見を行った。ところが…。
同団体の関係者が、氷が溶けて露出したビッグフットの足が不自然なものに見えたので触ってみたところ、ゴム製であることが判明したという。つまり、このビッグフットの死体は偽者だったのだ! 同団体と報道陣は、目下“発見者”の二人を追っているという。
まぁ、一言で片付ければビッグフット発見という夢を見る人たちを相手取った詐欺事件である。とはいえゴム製のオモチャを氷漬けにしたような安直な仕掛けで本気で騙そうとしたというなら相当杜撰な計画である。その場で氷を溶かされてチェックされたら「ジョークだ」といって笑って誤魔化すつもりだったのだろうか? それとも最初はジョークだったつもりが、相手が思いのほか簡単に騙されてしまったので逆に引っ込みがつかなくなったのだろうか? いずれにしても、早く公の場に出てきて事情を説明すべきであろう。
また騙されたほうも、その場で氷を溶かしてチェックしようなどとは考えつかなかったのだろうか? ちょっと情けない。騙すほうが相当上手く丸め込んだのかもしれないが、仮にもビッグフット捜索団体を名乗るからにはそれぐらいの裏を取るべきだろう。たとえ悲願であったビッグフット発見の報に舞い上がってしまったとしても、だ。
とまぁ団体関係者には少しキツイことを申し上げたが、今回の一件は「ビッグフットはいない」ことの証明とはならない。21世紀となって人類は世界中を制覇し尽くしたかに思えるが、それでも「新種の生物が発見された」との報はなくならない。無論研究の結果として再分類が必要となったから新種と認定された種も含まれているが、これまで研究者たちに存在を知られていなかった未発見の新種も、ごく稀にではあるが存在する。今後、本物のビッグフットが発見される可能性が無いとはいえない。
しかし自分は、ビッグフットのようなUMAは、
「ウー、ウーよぉ!」
(by雪ん子:ウルトラマン より)

怪獣56 ウー
という少女の末期の呼び声と共に、まるで幻であったかのようにその姿を消した怪獣ウーのようなファンタジーな存在であると思っている。いや、ファンタジーな存在であり続けた方が、UMAたちにとって幸せであるはずだと思う。下手に人間と接触したばかりに絶滅させられた動植物は枚挙に暇がないのだから…。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
















