2017年08月27日

高田馬場『一番飯店』さんで手塚先生の創作活動を支えた料理に出会うの事

或る日のこと、暫くご無沙汰していた高田馬場界隈に出没した。

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一番飯店中華料理 / 高田馬場駅下落合駅西早稲田駅

JR高田馬場駅早稲田口より徒歩6〜7分。早稲田通りを中野方面に向けて進んで行くと道沿いにあるのが(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『一番飯店』さん。一見すると、どこにでもある普通の「町の中華料理屋さん」だが侮るなかれ。物の本によれば、初代は吉田茂・元首相のお抱え料理人だった方で、漫画家の手塚治虫先生や俳優の榎本健一さんなど、多くの著名人に愛されたお店として知られている。

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店内の様子

訪れたのはランチタイムのピークを過ぎた13時ごろだったのだが、1階は満席とのことで2階席に通された。駅から少々離れており、しかも訪れるには坂道を登らねばならないので立地に恵まれているとは言い難いのだが、それでも客の入りが良いのは支持者の多い証であろう。

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特製上海焼きそば(1420円:税込み)

今回の注文は、手塚治虫先生のリクエストによって誕生したという、特製上海焼きそば。なお注文すると、出来上がりまでに時間を要する旨が告げられる。

手塚先生の事務所『手塚プロダクション』と『一番飯店』さんは共に高田馬場4丁目にあり、手塚先生やスタッフの方々は同店から時折出前を頼んでいたとのこと。ある時、手塚先生からの「焼きそばに(自身の好物である)八宝菜を乗せて欲しい。あとはアレとコレも入れて……」といったリクエストを受けて生まれたのが同メニュー。

あくまで特別注文メニューだったため手塚先生が亡くなられてからは作られなかったのだが、スタッフや関係者の勧めにより正式メニューとなって一般にお披露目される運びになったそうだ。

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シイタケ・キクラゲ・フクロダケとキノコだけでも3種類、そして大小2種類のエビ、イカ、アサリといった魚介類、更に鶏肉と青菜が醤油ベースの餡で纏められて細麺の上に掛けられている。沢山の具にも驚くが、量そのものが多めなのにも驚く。これは手塚先生が超多忙な事もあって1日1食だったためなのだそうだ。

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シイタケやアサリ、エビといった味の出る食材が数多く入っているためか、味と香りが非常に多彩で美味しい。具の種類そのものが多いうえ、もちもちした食感の麺に片面だけ焦がしを入れるという小技を効かせているため、一口ごとに違った味や食感の組み合わせが楽しめる。そのため量が多めにも関わらず、最後まで飽きる事なく食べられるのだ。

手塚先生の創作活動を支えた料理、皆様もお試しあれ。





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posted by 只今 at 11:47| 東京 ☁| Comment(0) | 食:中華 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月19日

秋葉原『岡むら屋』さんでボリューミーな丼めしを掻き込むの事

或る日のこと、ガッツリと肉系の丼を食べたくなった私は、秋葉原へと向かった。
昔は飲食店探しに苦労した秋葉原周辺だが、近年では随分と解消されている。

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秋葉原 岡むら屋牛丼 / 秋葉原駅末広町駅岩本町駅

JR秋葉原駅の電気街口から徒歩2〜3分、秋葉原UDXの向かいにある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『岡むら屋』さん。インパクト十分のガッツリ系どんぶり飯を食べられるお店として評判を集めている。

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店内の様子

開店直後だったのでテーブル席の人影はそれほどでもなかったが、カウンター席は既に満席に近い状態。空いていた最後のカウンター席に付き、注文を通す。

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デラ肉めし(590円:税込み 以下同)
※写真は、ねぎ(50円)と生玉子(50円)を追加

今回の注文は、同店おすすめメニューのデラ肉めし。
奮発して、ねぎと生玉子を追加トッピング。

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ぶつ切りにされ、大鍋で煮込まれた牛肉の塊がライスの上に惜しげもなく盛られ、更に同様の手法で調理された大根、豆腐、煮玉子も同席するという、見ているだけでお腹が一杯になりそうな見た目に圧倒される。

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もちろん圧倒されるのは見た目だけでない! 物の本によれば、牛バラ肉の一種である希少部位のカッパ(バラ肉の一番外側、牛の前腹の皮と脂身の間の部分)が用いられているという肉塊は、八丁味噌と赤味噌の合わせ味噌によって長時間煮込まれているため柔らかく、かつ旨味が濃くて美味しい。大根、豆腐、煮玉子も味がシッカリと染みている。また、トッピングの刻み葱と生玉子が食感と香りに変化をつけ且つ僅かに感じるクドさを打ち消している。

おかげで、相当にボリューミーな丼だったにも関わらず、あっという間に掻き込み完食した。皆様もお試しあれ。





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posted by 只今 at 08:22| 東京 🌁| Comment(0) | 食:和食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月05日

千駄ヶ谷『ほそ島や』さんで、「町の蕎麦屋さん」の侮れぬ工夫を体験するの事

小学生時代の私は代々木で暮らしていたのだが、通っていた小学校の学区内だった千駄ヶ谷周辺で過ごした時間も多い。
そして数十年の時が流れ、中年のオジサンとなった私は、ある深夜ドラマに触発されて再び同地を訪れた。

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ほそ島やそば(蕎麦) / 国立競技場駅千駄ケ谷駅北参道駅

JR千駄ヶ谷駅、もしくは都営大江戸線・国立競技場駅から徒歩5〜6分、鳩森八幡神社の前から瑞円寺の方へ抜ける道を進むと見えてくるのが(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)、今回の目的地『ほそ島や(ほそじまや)』さん。蕎麦屋ではあるが饂飩や中華そば、ご飯物も充実しているという、所謂「町の蕎麦屋さん」。しかし侮るなかれ、近隣の将棋会館から出前注文も多く受ける事からも分かるように、棋士からの支持も厚い「町の名店」なのである。

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店内の様子

近隣の方と思しき人達で店内は盛況。訪れた時間はコアなランチタイムでもあり、私が訪れた後も、三人連れの客が立て続けに二組訪れた。一人客だった私は、黙々とカツ丼を口にする熟年男性と相席となった。

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カレー丼(770円:税込み)

今回の注文は、前述した深夜ドラマでヒロインが注文していたカレー丼。添えられた漬物は厚切り、味噌汁はナメコ入りなのが地味に良い感じ。

「町の蕎麦屋さん」にありがちなパターンとして「蕎麦よりご飯物やラーメンの方が良く出る(注文される)」というのがあるが、同店もご多分に漏れず。もっとも同店の場合、ご飯物と蕎麦のセットメニューが主力商品ではあるのだが。

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それはさておき、カレー専門店のファッショナブルなカレーライスや、給食などでよく目にした昔なつかしのカレーライスとも趣が異なる、「町の蕎麦屋さん」でなければ中々お目にかかれないカレー丼が私は好きだ。

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同店にはカレーライスやカレー南蛮もあるのだが、それぞれで独自の工夫をしているという。つまりカレーライス・カレー南蛮・カレー丼で「上にかかっているものは同じ」ではないのだ。カレー丼については、蕎麦ツユのダシやカツ丼などに使う丼もの用のダシをルゥに配合して、味に変化をつけているそうだ。

カレーがもたらすスパイスの刺激や具として用いられている豚バラ肉の旨味などは明らかに洋食の味ながら、蕎麦屋ならではのダシが入ることで、ダシの甘みと旨味が前に出た、とっても和風な美味しさとなっている。

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もりそば(550円:税込み)

なお、もちろん蕎麦も美味しいよ! 蕎麦の量は豊富だしツユは甘口でカレー丼との共通点あり。

皆様も訪れてみてはいかが?





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posted by 只今 at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | 食:和食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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