東芝クレーマー事件
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「クレーマー」という単語を一般に広く認知させたこの事件は多くの人の注目を集めた。またインターネットが個人と大企業の力関係をも変えるツールであることも印象付け、企業の対顧客――特に対個人顧客への対応を改善させるきっかけとなった。
ただ当初は東芝側の横柄な応対に批判が集中していたものの、録音内容が東芝側の印象が悪くなるよう編集されていたことなどが明らかになるにつれ、騒動は下火になっていった。考えてみれば、ごくフツーの一般人が他者との電話内容を逐一録音しているなんて奇妙な話ではある。
そして時は流れ、この『Akky』という人物の本名が意外なところで公開されることとなった。
福岡大病院のPC窃盗:容疑者を逮捕
(毎日新聞)
あのクレーマー事件で一躍有名になった男が窃盗で逮捕 福岡大学病院職員のパソコンを
(ZAKZAK)
今年の4月、福岡大学病院の本館医療相談窓口から患者の相談データ9,000件が入ったノート型パソコンが盗まれた事件で、福岡県警早良署は、自称会社員の豊原彰容疑者(48)を窃盗容疑で逮捕したと毎日新聞は伝えている。そして夕刊フジによれば豊原容疑者こそが『Akky』であったとのこと。
窃盗の動機については記事では語られていないが、当時豊原容疑者の母親が入院中で、病院の対応について同容疑者がクレームをつけていたこと。また窃盗事件が発生した直後、同容疑者が複数の新聞社に「情報が流出しないといった病院側の釈明は事実と異なる」といった趣旨の文書を送りつけていたことなどから、一部では「福岡大学病院から個人情報が流出したというスキャンダルを自らの手で作り上げ、またそれをマスコミにリークすることで世論を見方につけて同病院の評判を落としてから、病院の対応に対して訴訟を起こして賠償金を得ようとした」との見方もある。
前述の見方が合っているとするなら、一時は消費者の代表であるかのように持て囃された人物の正体は、クレーム相手を貶めるためなら犯罪にも手を染める“痛い人”だったことになる。豊原容疑者がこの調子で50年近く生きてきたとするなら、周りの人間に相当迷惑を掛けてきたはずだが、この手の人間は往々にして
「正しいのは、いつもおれだ」
(byジャイアン=剛田武:ドラえもん より)

VINYL COLLECTIBLE DOLLS ジャイアン
といった思考の持ち主なのが始末に悪い。東芝の編集者との遣り取りを自分に都合が良いように編集するのも、個人情報の詰まったパソコンを病院から盗むのも、豊原容疑者にしてみれば「相手の間違いを正すための正当な行為」という認識なのだろう。残念ながら私には、この手の人間に対して「やられた手でやりかえす」ぐらいしか対処方法を思いつくことができない。言っても聞かないだろうし…。
まぁ程なく9,000人もの個人情報が詰まったパソコンを盗まれた病院側から、豊原容疑者が大好きな「謝罪と賠償を要求」されるであろうが(笑)。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。





































