2008年05月16日

グリーンピースは警察以上の権限を持つ組織なのか

最初、このニュースが報じられたとき、これが大変異常なことだとは不覚にも気づかなかった。今にして思えば、もっと深く考えてみるべきだったのだ。

環境保護団体の代名詞ともいえるグリーンピースのメンバーが、ある捕鯨船の乗組員を業務上横領の容疑で東京地検に告発した。調査捕鯨で捕獲したクジラ肉を乗組員が個人的に持ち帰ったとする、業務上横領容疑である。メンバーは乗組員が自宅宛に送付した段ボール箱の中身を確認してクジラ肉の塩漬けを発見、今回の告発に踏み切ったとし、記者会見の席上で証拠品としてそれを発表していた。

自分は、グリーンピースが環境保全という言葉を盾にとって時に過剰ともいえる行動に出ることに慣れっこになっていて、この記事もチラッと見ただけで「またか…」と思ってしまい、それ以上の追求はしなかった。ところが、この記事に関連してこんな報道がされるにいたって、血の凍るような恐怖すら覚えた。

西濃運輸が鯨肉の遺失物届 NGO提示の箱か
朝日新聞

宅配荷物紛失で被害届=環境団体持ち出しの鯨肉か−西濃運輸
時事通信

グリーンピースは、今回の証拠品について「乗組員が自宅宛に送付した段ボール箱の中身を確認」したと言った。問題はその確認方法である。なんと彼らは、乗組員が自宅宛に送った宅配便の荷物を、宅配業者の支店から、了承も何も取ることなく勝手に持ち出した。要するに、盗んだのだ!

この件に関してグリーンピース側は、宅配便の支店から箱を無断で取ってきたことを認めた(!)上で、「箱を開いて鯨肉を確認し、犯罪行為を確認した以上、元に戻すことは犯罪行為を助けることになる。私たちとしては正しいやり方だったと考えている」とし、また彼らの顧問弁護士「形式的には窃盗かもしれないが、横領行為の証拠として提出するためで、違法性はない」とコメントしている…。

さて、話は少しそれるが、法律用語でいう捜索とは、刑事訴訟法に基づき、裁判所・検察官・司法警察職員などが、証拠物件や犯人を発見するために、人の身体・物件・住居などを強制的に調べることである。

捜索には基本的に令状が必要となる。令状とは強制処分の命令または許可を記載した、裁判所または裁判官が発する書面のこと。逮捕状・差し押さえ状・召喚状・捜索状・勾引(こういん)状・勾留状などを総称していう。

つまり警察でさえ、犯罪の証拠品を押収しようと思ったら基本的に令状が必要になるということである。なぜなら日本国憲法で以下のように定められているからである。

「何人も、現行犯としての場合以外は、裁判官(「権限を有する司法官憲」)が発し、かつ理由となっている犯罪を明示する令状によらなければ逮捕されない(日本国憲法33条)」、

「何人も、その住居、書類及び所持品について、侵入、捜索及び押収を受けることのない権利を有する。そして、この権利は、正当な理由に基づいて発せられ、かつ捜索する場所及び押収する物を明示する令状がなければ侵されないが、日本国憲法33条(逮捕)の場合を除く(日本国憲法35条1項)」


そうであるにも関わらず、公僕でもないグリーンピースのメンバー誰に何の許可を得ることも無く強制捜査の真似事を行い、あまつさえ「私たちは正しい」>、「違法性はない」といって憚らないのである。いったい、いつ、グリーンピースは警察以上の権限を持つ組織になったというのか!

まぁ彼らも、自らの信じる正義に殉じてこうした行為に及んだとしよう。しかし自分は、今回の彼らの行為に対し

「私もあなたと同じです。自分が正しいと思うことを信じ正義とする。あなたは決して神ではないし、あなたが全ての人間の生きる道を示しそのとおりに人間が生きていく事は平和でもなければ正義でもないと私は考えます。そして、自分を神と言い片っ端から人を殺す事は私の中では絶対に悪です」
(byニア:DEATH NOTE より)

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DEATH NOTE×DEATH NOTE the Last name×L change the WorLd original soundtrack Triple Club Re-mix

というセリフしか出てこない。

少なくとも自分は、己の信じる“正義”のためなら犯罪も許されると思っている…いや、犯罪を犯罪と思わなくなってしまっているような人たちの意見に耳を傾ける気にはなれない…。


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2008年05月15日

アメリカでホッキョクグマを絶滅危惧種に指定。でも…

ジャイアントモアやドードー、リョコウバトなど、人間の身勝手な都合で、この地球上から絶滅してしまった動物は枚挙に暇(いとま)が無い。日本でもニホンオオカミなどが絶滅してしまった(ニホンオオカミは一部に生存説があるが…)。

主な原因は乱獲だったり、人間が彼らのテリトリーに他の動物を持ち込んで生態系を破壊したためではあるのだが、ついにこんな理由で絶滅危惧種に指定される動物が現れた。


ホッキョクグマが危惧種に 地球温暖化で米政府指定
共同通信

米国内務省がアラスカ州に生息するホッキョクグマを絶滅危惧種に指定」すると発表したそうだ。ホッキョクグマは動物園にいる動物としては定番なのでピンとこないが、なんと野生のホッキョクグマは、近年の地球温暖化の影響で海氷の面積が縮小したため、餌となるアザラシを捕獲しにくくなった結果、個体数が減少しているのだそうだ。温暖化の影響を理由にした絶滅危惧種指定は米国では初めてとのことである。

こうした発表をした以上、もちろん米国政府は何らかの形でホッキョクグマを保護する政策を毅然とした態度で行わなければならないはずだ。しかし米国はこうした発表をしておきながら、返す刀で「アラスカ北部やその沖合でのエネルギー探査の中止を意味するものではない」とも付け加えたばかりか、指定が温室効果ガスの規制など「温暖化対策立案に悪用されてはならない」ともコメントしており、対応のチグハグさが容易に見て取れる。

一見不可解であるが、実は単純な図式である。なぜならブッシュ政権はアラスカ州の野生生物保護区での石油採掘を支持しているから。現在の米国はサブプライムローン(信用力の低い人向けのローン)の焦げ付き問題に端を発する景気後退(リセッション)に苦しんでおり、アラスカ州で原油や天然ガスなどの採掘に意欲を見せるエネルギー業界への対応が甘くなっているのだ。事実、ホッキョクグマ保護への具体的な対策に関しては詳らかにされていない…。

他国の政治に口を挟む資格は無いことは百も承知だが、ひとつだけ言わせてもらおう。おカネはまた稼げばいいが、失われた自然を回復させるのは容易ではない。まして失われた種(しゅ)は二度と元へは戻らない。「ホッキョクグマなど動物園にいくらでもいるじゃないか」という人がいるかもしれないが、ある動物が本来生きるべきテリトリーの中から姿を消してしまっては、生態系のバランスが崩れ、ひいてはその地域全体の生物が死滅する引き金にもなりかねないのだ。

それに、種(しゅ)として生き残っていればいいという問題でもない。ホッキョクグマに限らず、世の全ての生物の命は、代替の利かないものだ。仮に種としては生き残っていても、その個体の命が終われば、ひとつの生命は確実に絶滅するのだ。

上にあるホッキョクグマの写真を見て欲しい。出来ればリンク先へ跳んで大きな写真を見て欲しい。

「もしぼくがいなくなったら…。ぼくは絶滅するんだ!!」
(by野比のび太:ドラえもん より)

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VINYL COLLECTIBLE DOLLS のび太

というような、悲痛な訴えをしているようには感じませんか?悠長なことを言わず、ひとつでも多くの命を救うべく、即時努力を始めるべきだと思うのだが…。


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2008年05月13日

イレーナ・センドラー女史死去の報に思う


いや、お恥ずかしい。自分は、こんな人がいたことを知らなかった。

ユダヤ人の子供2500人を救った女性死去
産経新聞

第二次世界大戦の最中、ナチスドイツの支配下にあったポーランドで、約2500人ものユダヤ人の子供達の命を孤児院や病院教会などに匿って救ったというポーランド人女性、イレーナ・センドラーさんが、先日98歳の天寿を全うされたそうだ。

ナチスドイツが推し進めたホロコースト(ナチスによるユダヤ人の大量虐殺)からユダヤ人を救った人としては、オスカー・シンドラー氏や杉原千畝氏が知られているが、彼女の活動も同様に後世へと語り継ぐべきものであろう。事実、ノーベル平和賞候補にもその名が挙がっていたという。お三方の功績は、下のリンクで是非確認していただきたい。

オスカー・シンドラー
杉原千畝
イレーナ・センドラー
以上、出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ところで、自分が今回、この方の事を取り上げようと思ったのは、天に召される直前の時期に、ワシントン・ポスト紙のインタビューに答えた彼女の言葉に心を動かされたからである。

「“英雄”という言葉で呼ばれることに私は大きな苛立ちを感じます。実は私はその反対なのですから。私はほんの少しの子供たちしか助けることができなかったことで良心の呵責(かしゃく)に苛(さいな)まれて生きつづけているのです」

並みの人間であれば、これだけの功績を残し、周りから持ち上げられれば増長しても不思議ではない。だが彼女の口からは後悔の言葉が漏れている。おそらくセンドラー女史が実際に救えた人間は、彼女の目に留まったうちの僅かなパーセントに過ぎなかったのだろう。自身が英雄扱いされるたび、救えなかった子達の姿が脳裏に浮かび、己の無力を嘆き、慙愧の念に駆られていたであろうことは想像に難くない。欲の無い純粋な方であることが伺える。

実際問題として、一人の人間が出来ることには限界がある。センドラー女史も逆境にあって最大限の努力をしたのであろうが、それでも

「剣1本でも この眼に留まる人々であれば なんとか守れるでござるよ」
(by緋村剣心:るろうに剣心 より)

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剣心湯のみ /るろうに剣心

というわけにはいかず、数多くの“守りきれなかった人”を生み出してしまっている。

しかし、一人の人間が救えなかった人は、別の誰かが救えば良いのではないか。そうやって互いが互いに眼に留まる人々を守りあって、助け合っていけば、想像を絶するほど多くの人を救っていける原動力になるはずだ。

この記事を読んで、そんなことをふと考えた。


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2008年05月12日

メタボ猿が溜め込んだものは皮下脂肪ではなく、人間のエゴ?

080512_01.jpg
ロイターより)

地面についてしまうほどにタップリと弛んだ腹を持つサル。これは結構、衝撃的な写真だ…。

大阪堺市の公園、サルの「メタボ化」に苦慮
ロイター

大阪府堺市にある大浜公園。1879(明治12)年に開園した、市営としては堺市で最も古い公園である。ここにはサル山ならぬサル島があり、訪れる人たちに親しまれているのだが、近年、ここに住むサルたちの肥満が進んでしまい、公園職員は餌の量を減らすなどしてサルたちの減量に取り組んでいるという。サルたちがここまで太ってしまった理由として、来園者による餌の投げ入れの影響が指摘されているとのことだ。

「いくら人間が餌を無尽蔵に供給してくれるからといって、こんなに太るまで際限無しに食べなくても…」とも思ったのだが、ふと思い至った。己が望んだわけでも無いのにサル島に“隔離”され、外敵に襲われる危険もなく、特に何か芸を仕込まれて披露する事も無く、狭い空間の中でただひたすら変わり映えのしない日常生活を送っている…いや、送らざるを得ない彼らは、もはや食べる以外には精々ケンカするか繁殖(笑)するぐらいしかすることが無いことに。

そう、限度を超えた肥満体となるまで餌を食べ続けた彼らを嘲うのは容易いが、彼らにしてみれば

「好きでこうなったのではない、それはあなたにだって分かる筈だ」
(byアムロ・レイ:機動戦士Zガンダム より)

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B-CLUB 1/144 scale ディジェSE-R

と愚痴の一つも言いたくなるところなのだろう。彼らが皮下脂肪として蓄えたのはカロリーではなく、実は人間のエゴなのかもしれない。

閑話休題、公園側では、来園者による餌の投げ入れを防ぐためのフェンスを設置することを検討しているそうだ。いずれにしても、サルたちの健康を取り戻してあげることは我々の責務であろう。彼らは人間のエゴの犠牲者なのだから…。


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2008年05月11日

映画字幕に関する問題と、知りたいと思う心の関係

最近、TVのみならず、映画館で上映される映画でも字幕を使わない吹き替え版が増えてきた。自分はこうした現象を「配給会社が話題づくりのためにプロの声優ではないタレントを安易に使いたがるためかなぁ」と考えていたのだが、実はこうした事情もあるようなのだ。

映画字幕で業界が四苦八苦 若者の知的レベル低下が背景か?
産経新聞

まず、字幕を目で追いきれない人たちが増えたこと。現在の字幕はスクリーン中央下に最大で横に13文字×2行が主流なのだが、これが読みきれないとの声が特に若い人たちの間で増えてきたため、文字数を減らさざるをえなくなっているようなのだ。

映画の字幕は学校の英語の試験ではないので、一言一句文法どおりキッチリ訳す必要はない。というよりも、そんなことをしては実際にセリフを話している時間に比べて訳文が長くなってしまい、話のリズムが崩れてしまうので、話している時間にマッチするぐらいの分量に収まるようにセリフを意訳する必要がある。たとえば、原音で或るセリフを話すのにかかった時間が5秒であったとするならば、日本語でも5秒程度で言い切れるぐらいの言葉にまとめなければならない。

必要不可欠な情報を字数制限がある中で伝えるには相当の技量が必要だ。そんな状況下で「字幕が読みきれない」と言われたら今までよりもさらに短い字数で情報を伝えきらなければならず、字幕翻訳者が苦悩することになる。

また駄洒落や民族ジョークの類などは直訳しても日本人にはピンとこないので、こちらも意訳…というよりは置換が必要になる。こちらも例をあげると、仮に邦画を海外で上映する場合、「恐れ入谷の鬼子母神」とか「その手は桑名の焼きハマグリ」といったセリフを他の原語に直訳したとしても、他の国の人には意味不明となるだけであろう(例えが古いなぁ 笑)。

とはいえ、こうした問題に関していえば、以前より「字幕ではセリフを“超訳”してしまうから本来の意味とはかけ離れてしまう」という指摘が、特に原語のヒヤリングが出来る人たちの間からあった。しかし現在映画界が字幕で四苦八苦している背景にはもっと根源的な理由がある。それが記事でも指摘されている、字幕を読む側の知的レベルの低下である。「難しい漢字が読めない」などというのは序の口で、記事によれば、或るスパイ映画の上映後「ソ連って何ですか?」「ナチスって何ですか?」といった感想が寄せられ、関係者は驚いたそうだ。

「人間はどんなところでも学ぶことができる。知りたいという心さえあれば」
(byユーリー・スコット教授:MASTERキートン より)

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MASTER キートン  オリジナル・サウンドトラック

という言葉がある。しかしこうした感想を寄せてくる人たちは、学びたい、知りたいから「○○って何ですか?」と聞いているようには思えない。

本当に疑問に思い、それを解決しようとするのであれば、自ら調べようとするはずだ。特に今は老若男女を問わず携帯電話を持ち歩いているのだから、ちょっとiモードなどに接続し、Webで検索すれば大抵の疑問など氷解するはずである。それなのにこうした質問をしてくる人たちは「なぜ、私の知識レベルに合わせてくれないのですか?」というクレームをつけているに過ぎないのではないか。

知らないことを知るのは楽しいこと・知らないことを知らないままにしているのは恥ずかしいこと、だったはずだが、どうも最近「知らなくてなにが悪い」と開き直る人が増えたような…。出演者に正解率を競わせることではなく、突拍子もない的外れな回答をさせて笑いを取ることを主目的とするクイズ番組がTVで増えているのも、その表れか。

皆さん、知りたいという心を持ちましょう。それが万物の霊長である人間の特権なのですから…。


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タグ:字幕 映画
posted by 只今 at 08:38| 東京 ?J| Comment(3) | TrackBack(4) | 雑感:社会

2008年05月10日

今日はコメント返しに集中しました。

当ブログをご来訪の皆様、いつもお世話になっております。
管理人の只今です。

本日は、皆様からいただいたコメントに対するレスがしばらく滞っておりましたので、それに集中いたしました。本来はコメントを頂戴したら即お返事を書くのが筋ではございまずが、自分にとってコメントへのお返事は、ある意味記事本体を書くよりも時間がかかるものなのです。

せっかく当ブログを閲覧し、わざわざコメントまでしていただく…つまり貴重な人生の一ページを自分のために使っていただいたわけですから、あやふやで適当なお返事をするわけにはいかないと考えるからです。

このブログを介して知り合えた皆様との交流は、ささやかなものかも知れません。ですが、これは自分にとって大切なものです。例えていえば

「誰かはそれを…絆とも呼ぶのよッ」
(by真紅:ローゼンメイデン より)

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ローゼンメイデン 真紅 (1/8スケールPVC塗装済み完成品)

という感じです(分かりにくいかなぁ…)。

ところで、当ブログは自分が日々の生活や仕事の間を縫って書いているブログです。よって今後もコメントに対して即レスは出来ないかもしれません。ですが頂戴したコメントは必ず拝見させていただいておりますし、原則として頂戴したコメントにはレスをさせていただきます。当ブログの記事を読んだ感想など、お気軽にコメントいただければ幸甚です。

それでは、今後とも『ただいまに生きる』をよろしくお願いします。

只今 拝


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posted by 只今 at 19:57| 東京 ?J| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年05月09日

『東華軒』さんの特選小鯵押寿司をお土産にどうぞ

久しぶりの小田原・箱根訪問は有意義なものとなった。東京へと帰るにあたり、折角なので土産を買っていくことに。

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そこで小田原市に本社を構える老舗の駅弁製造元『東華軒』さんの小田原駅改札前販売コーナーに立ち寄った。なんでも東海道本線における駅弁販売は、元々旅館を営んでいた『東華軒』さんの初代が国府津駅にて竹の皮に包んだ握り飯を売ったのが最初なのだとか。

※参照
東華軒
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

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特選小鯵押寿司(980円:税込)

購入したのは『東華軒』さんを代表する駅弁、特選小鯵押寿司。1903(明治36)年から販売されている歴史ある駅弁である。

相模近海で獲れる魚を用いた名物駅弁を作るとのコンセプトの元、選ばれたのが小鯵。それを塩で締めて酢に漬けた後、一口サイズの押寿司にしてある。丁寧に包まれた包装紙を開けると、一口サイズの小鯵の押寿司が9個、紫蘇の葉の千枚漬け巻きが2個、パック入りの生姜(ガリ)、醤油などが入っている。

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押寿司というと、よく北陸の駅弁で散見されるシャリがギュウギュウ詰めになってカチカチに固まったタイプの寿司を連想するかもしれない。しかし『東華軒』さんの小鯵の押寿司はシャリが空気を含んで柔らかく調製されている。寿司といえば江戸前の握り寿司を連想する関東圏の人間にとっては、こちらの方が親しみやすいのではないか。

酢の臭いは決してキツくは無いが、しかし小鯵の生臭さはシッカリ消しているのが嬉しく、とても美味しく食べられる。また紫蘇の葉の巻物寿司は、丁度アイスクリームについているウエハースの如く、酢の味に慣れてきた舌の感覚をリセットする役にたっている。

栄枯盛衰が激しい駅弁業界にあって、定番物として生き残るには相応の理由がある。駅弁として、道中の酒の友として、また土産物として大好評の特選小鯵押寿司。オススメの駅弁である。


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posted by 只今 at 23:07| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:駅弁

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